【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ2)

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❄︎ ページ2

—You side—
何してるんだろ私

あの日､本当は彼に見てほしかった服を着て
本当は彼と来たかったこの場所に一人

こんな事したってただ虚しいだけなのにね

…………あれ⁇
あの人､ラウールくんと一緒に居た子

『ぁｯあの‼︎ちょっといいですか』

【⁉︎ぇ､はい､………あなたは⁇】

しまった
つい衝動的に声掛けちゃったけど……

けど､声掛けてしまったならもう何でもいいや

『驚かせちゃってごめんなさい
あの､ラウールくんの彼女さんなんですか

この前二人で一緒に居るの見ちゃって……』

【私は､ただの友達
もしかしてAさん⁇】

ぇ⁉︎なんで私の事知ってるの⁉︎
なに?どういう事なの⁇?

『どうして私のこと………

【あの日ラウね､すっごく悩みながら
お店見てるのたまたま見つけたから

そのまま彼の買い物､付き合ってあげたの】

ただの買い物だけなら
なんでひみつにしてたんだろう?

また分かんなくなってきた

『そ､それで何を買ってたの⁇』

【ん〜………
色々見て回ったのに結局は
自分で決めるって行っちゃったのよ】

【そんなに気になるなら
本人にも聞いてみれば良いんじゃない?】

ずっと喧嘩したまま
引きずるわけにもいかないし

それに私､話を聞きもしないで
頭ごなしに怒っちゃった

一度､ちゃんと話してみなきゃ

『ありがとうございました
私ちょっと行ってきます‼︎』

【力になれたなら､よかった♪】

【すごくいい子じゃん
頑張るんだよ､ラウ】