【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ14)

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❄︎ ページ14

—Daisuke side—
「昨日急に帰っちゃったけど
Aちゃん､どしたの⁇」

せっかく帰り誘えたのに
結局逃げるみたいに
走って帰っちゃったんだよね

俺やっぱちょっとイジりすぎたか⁇
だとしたら俺めっちゃバカな事したわ

お兄ちゃんみたいに思われたって
正直全然､嬉しくはないのに

いっぱい話したくて
つい意地悪しすぎちゃったかも

『ｯさ､佐久間先輩⁉︎

べつに､何もない､ですよ…
……私!もう行きます‼︎』

いや待って?いくら何でも
急によそよそしくなりすぎじゃない?

昨日まで本当に普通だったよね⁇

「ちょ､ちょっと待って

俺なんかAちゃんにしちゃった?
それとも昨日の事まだ怒ってる⁇

謝るから本当に理由だけでも教えて」

『…なん……って…』

え?なになに⁇
俺マジなに怒らせちゃったの⁇

『理由なんて私だって分かんないですよ‼︎』

『いいお兄ちゃんみたいって
思ってたのに妹扱いは嫌だし

そう思ったらなんか急に
先輩がかっこよく見えちゃって』

『ヘンにドキドキしちゃって
余計な期待しちゃったんですよ‼︎

〜ｯこれで良いですか
理由なら話したのでもう行きます‼︎』

………ぇ⁇⁇
なにそれそういうこと⁉︎

あ待ってよ
もうAちゃん歩き出してるじゃん

「ちょちょ､ちょっと⁉︎ Aちゃん⁉︎

佐久間さんバカだから分かんない!
もっと詳しく教えてよ‼︎」

『ウソ‼︎絶対にウソ!
何そんなにニヤけてるんですか‼︎』

自分で思ってるより俺は
自惚れてしまっても良いのかな