【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ25)

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微睡む不安を消し去って:Shota.W ページ25

—You side—
「もう愛想尽きたんだよ
俺と別れて」

ぇ､なんで､どうして
私､なにが悪かったのか教えてよ

ちゃんと､ちゃんと全部直すから､だから

「じゃ､さよなら」

待って見捨てないで
おいていかないで

こんなにだいすきなのに

わたしを独りにしないで､翔太
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『待ってしょうたｯ』

ゆめ?……いや分からない

やけに現実味があって
まだうまく呼吸が出来ない

貴方の姿を見て
少しでも早く安心したい

そう思ってドアを開けた

寝室にあなたの姿は､見えなかった

『しょうた､
ほんとにでてっちゃったの…』

もうなにも､かんがえられない

あなたとはなしがしたい
あなたのわらったかおがみたい

あなたにあいたい

思えば思うほど
涙が溢れそうになる､苦しくもなる

空の暗さなんてお構い無しに
足は自然に玄関へとわたしを導く

『しょうた､一人でいかないで､』

もうあなたが居ないと
私は駄目になってしまうから

もう一度あなたにあいたくて
玄関のドアに手を掛ける

「A､なにしてんの」