【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ27)

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❄︎ ページ27

さっきより息も整ってるし
一先ずだいぶ落ち着けたっぽいな

「それで､なんで
そんな泣き虫になってたの?」

涙こそもう止まったみたいだけど
部屋戻ってからずっと抱きつかれてるし

話せるまでもう少し待つか

……ゆめだった』

「ゆめ⁇」

『夢で翔太にもう”愛想尽きたから
別れて”って言われた』

『目､覚めたら怖くなって
翔太の部屋みたら､翔太いなかったから

ほんとに出てっちゃったのかと思った』

つまり寝ぼけてたと

うわよかった､いや全く良くは無いけど
もっと大事かとか俺がなんかしたのかと思った

夢だけで俺はこんなに泣いてもらえるのか

「……ちゃんと､すきだから泣くなよ」

こんな事いつもなら絶対言わないけど
でも本当はいつもこんなことをずっと思ってる

『しょうた､』

「ん､なに?」

『…ごめんね
めんどくさくて………

泣き疲れて話しながら寝てしまってるじゃん
めんどくさいなんて､思わないって

いつもが素直じゃない自覚はあるし
そう思われても文句言えないけど

「俺の方が素直じゃないし
めんどくさいだろ」

「…ねむ､俺も寝よ」

もう少し一緒に寝る日増やそう