今日:5 hit、昨日:42 hit、合計:21,112 hit
小｜中｜大
❄︎ ページ32
—You side—
《A〜購買行くだけにしては遅くない⁇
……あんたまた先輩のとこ行ってたでしょ
顔どころか耳まで赤いよ》
うそ⁉︎私そんなに分かりやすい⁉︎
先輩にバレたりしてないよねそれ
《今日はどうだったの?》
『ぅｯ､いつも通り
言うだけ言って逃げてきました…』
だって私は返事なんて貰えなくたって
伝えられるだけで､会えるだけで嬉しいんだから
それで良いんだもん
《あんまり毎日やり過ぎたら
本気で好きって気付いてもらえなくなるよ》
『だってどうせフラれるくらいなら
何も聞かないで逃げちゃいたいんだもん』
ただ､何も言わないまま
何にも気付かれないまま
知らない人のまま終わるのは嫌だから
ノリの軽い後輩で居るってだけ
《そんなネガティブで
よく毎日告白なんて出来てるよね》
「いつもこんなネガティブなわけじゃないって!
しおりだって分かってるでしょ‼︎」
でも先輩にこんなとこ知られたら
もう会いになんて行けないかも
好きだから､慎重にだってなるよ
『…よし､今度こそ逃げないで言う!』
《それ前にも聞いたけどね〜》
痛い所を突いてくるんだから
いつも返事が怖くて逃げちゃってるのは本当だし
《でも､本当に応援はしてるよ
ちゃんと頑張りな》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2023年11月27日 15時
