【SnowMan】淡い雪に絆されて:第2部 (ページ38)

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やっぱり君は甘えんぼさん:Raul ページ38

—You side—
—ごめんねAちゃん､しばらく会えないかも—

突然スマホに届いた君からのメッセージ

何か嫌に思わせちゃっただろうか

遠回しに”会いたくない”と言われているような
気がしてしまって思わず電話を掛けた

『……ラウ?もう私の事､飽きちゃった?』

どうしてこんな自分が苦しくなる
聞き方しか出来ないんだろ

「まって待って､そんな事ぜったい無いから‼︎」

………ん?ぇ⁇
なんか少しいつもと声が違うような?

『ラウ､もしかしなくても…

「か､風邪ひきました……」

やっぱりそうだったんだ
ただの私の勘違いでよかった

って､こんな呑気な事思ってる場合じゃないや

『今すぐお見舞い行くから!』
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—Raul side—
〜♪♪♪〜

玄関の呼び鈴がぼんやり俺を呼び迎える

やっぱり来ちゃうよね
面倒掛けるからメッセージ送ったんだけど

あの文面は俺にも悪い所あるか

重い足取りで何とか玄関まで辿り着き
ゆっくりとドアを開ける

『!ラウ､体調どう?薬飲んだ⁇
取り敢えず色々買ってきたからあがるよ』

君の小さな手が俺を
部屋へと引っ張ってくれる

Aさん､頼もしくって助かるなぁ

「…なんで来てくれたの､風邪うつっちゃうよ?」