EP.13 ページ13
『ありがとう』
「お疲れ様、あんまり無理しないようにね」
『大丈夫、ジムは疲れを取るためにもやってるから』
結構おそい時間になっちゃったけどそんなに人がいないから良いかな
「あ…」
『…？……うっそ』
ここで出くわすなんて誰も思ってないでしょ…
とりあえず
逃げよう
「待てって」
『……ちょっと通りかかっただけなので』
「そんな訳ねぇだろ、バチバチジム行く格好してるし」
『いや別に普通の部屋着なので、偶然ですね渡辺さん。それでは』
「いや、それではって……ちょっと待てって、話しよ」
『お願いですから放っておいて下さい…！』
「ちょっ！A！……
あぁ…また逃げてしまった
同じことを繰り返してるだけじゃん
分かってる…
『分かってるのに…！』
「…あの！大丈夫ですか？」
『え…？』
「えっ！あの、じょ…いや…(ｺｿｯ)紅乃Aさんですよね…？」
『……』
「(ｺｿｯ)あ…えっと…変な記者とかじゃないです…！とりあえず場所を変えませんか？」
『…はい』
この人どこかで見たことある気がするけどマスクとフードを被っててよく分からない
「ここなら大丈夫！知り合いのお店なんで！急に連れて来ちゃってすみません！けど、何かありそうだったから！」
そう言うと彼はフードを脱いで派手色の髪の毛が現れた後にマスクを外した
『あ、』
「すみません！本当、急に引っ張ってっちゃって！佐久間大介と言います。SnowManって言うアイドルグループに入ってて」
このピンクの髪色でやっと分かった
『あ、紅乃です…すみません驚かせてしまって』
「いや！俺は全然良いんですけど！公園の真ん中で女優さんオーラがすごい人が大声で何か言っていたら声を掛けないなんて出来ないですもん！」
『すみません…』
「あの…これは聞いちゃっても良いのか分からないんですけど…」
『えっと…
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作者名：kiko | 作成日時：2023年12月11日 19時
